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新曲「鉛筆のあと五センチ」を公開しました

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放課後の美術室、ふたつの椅子のあいだに残る五センチ。言えない想いを青で描くバラードです。

青色音の新曲「鉛筆のあと五センチ」を公開しました。夕暮れの美術室で、隣り合うイーゼルの距離を数えるふたり。鉛筆の音が止まるたびに言葉を待ち、同じ窓から見える空をそれぞれ違う青で塗っていきます。近づきたい気持ちを測ることはできなくても、椅子を寄せる五センチなら、ほんの少しだけ勇気を出せるかもしれません。

揺れる六拍子に、静かなピアノ、ミュートギター、ブラシの打楽器を重ねました。抑えたヴァースから、ストリングスが上昇するプレコーラスを経て、フルドラムと厚いハーモニーが広がるサビへ。近い距離で歌う女性ボーカルと、行末に残るチャイムのような音が、完成させたくない放課後の空気を映します。

この曲では、最初の大きなサビを終盤まで置かず、鉛筆の音や短いリフレインを重ねながら気持ちが育つ過程を描いています。定規を机に置き、空いている場所へ椅子を寄せる一瞬が、それまで測れなかった距離を変える転機です。静けさの中で音が少しずつ増える構成です。耳を澄ませてお楽しみください。

ジャケットは、無人の美術室に並ぶ二つのイーゼルと椅子、床の鉛筆と定規を主役にしました。青紫の夕光と五センチほどの隙間が、まだ言葉にならない関係を静かに表しています。

同じ色を見ていたいという願いと、違う色だからこそ混ざり合える期待。名前をつけにくい初恋を、青紫の夕光とともに閉じ込めたシネマティックな一曲です。静かな余韻までお聴きください。

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